避けた沼にはいつか落ちる

サマステのテーマソング披露の為に出演していたMステを見た。それがいつのかまでは覚えていない。その時ある1人に対して興味が湧いた。顔と骨格がとにかく好みだった。あとで記憶とすり合わせると彼は「作間龍斗」という名前だった。その時はそこまで深堀りすることはなかった。

それからスノにハマり、意識せずとも他のJrの情報が入ってくる環境になった。
その影響でHiHi Jets全員の顔と名前が一致した。
HiHi Jetsはパフォがとにかく楽しいので、ぬるっと楽曲ファンだった。代表曲『HiHi Jets』や美 少年と歌った『おいで Sunshine!』に関しては8.8の円盤でリピートするくらいに好きだった。顔と名前が一致して、楽曲が数曲わかる。少クラの録画は飛ばさず見る。ずーっとそんな感じ。作間くんの顔やっぱ好きだなぁと思いながら。

しかし、8.8のリハ映像を見て察していた。作間龍斗への沼の予感と自分好みである確信。あの私の好みドンピシャな顔と骨格をしていながら、私好みの奇妙なTシャツを着るアイドル。世界が私に優しすぎた。私自身も【自撮りをする地鶏のTシャツ】を着るくらいにはそういうものが好き。彼に何かしらのシンパシーを感じた。私、彼のこと絶対好きだわ。



そして時を経て2021年。相変わらず曲が好きだと思った。MVも見た。チームラボ協力は単純に絵面が強かった。映像美と力強さと儚さと、HiHi Jetsの良いところが全部出ていたと思う。流れでYouTubeもちゃんと見るようになった。速すぎるスピード、強すぎるヌメロン、たまに出る発作。彼への興味が留まることを知らなかった。
しかし、これでもまだ決定打ではない。


橋本涼の写真持ってたら金回り良くなりそうじゃない?」

「それな。てかHiHi Jets自体が景気良さそう。
買う?ノリで買っちゃう??」

友人とのアホみたいな会話からノリで島オンラインを見に行った。

結論を言うとダメだった。

クリスマスグリーティングフォト。赤い背景で振り向きざまに微笑む作間くんが、Ghanaで手作りバレンタインでしかなかった。顔、骨格、表情。全てが心に刺さった。これはマズイぞ。いや、でもすぐ買うわけにはいかない……。だって今月新潟に行かなくてはならないのだから……(スノマニ新潟参戦予定があった)
そうだ、今見られるものから見よう。ブログ、島TV、YouTube…色々あるじゃないか。それを見てから決めよう。


まずはすぐにブログを見た。

結論を言うと作間龍斗の語彙と文章構成に負けた。

“言葉選びが好き”という感覚はQuizKnockの河村さん以来の感覚だった。中丸さんの独特な言葉選びも好きだが、それはあくまでハマってからの感覚に過ぎない。
文章はその人の性格や見ている世界が反映されると思っているので、文章が好みなだけで私の中で作間龍斗の魅力は倍増した。顔と骨格が好みなのに書く文章までツボをついてくる。これはもうダメかもしれないと感じた。
その時ツイートをしたのがこれ。
焦りが感じられる。

https://twitter.com/D_MOTION_/status/1467722398716018688?t=hvdsS3QNcQyybGFtnhfoDA&s=19


前向きに沼落ちに向かう最中、HiHi Jetsが表紙のanan発売。買うしか無かった。怒涛の天才ビジュに打ちひしがられたのちに、テキストを読んで衝撃を受けた。

え、作間さん妹いるんですか……?

このとき既に作間“くん”とは呼べず、作間“さん”になっている。私は自担をくん付けやあだ名で呼べないオタクなのだ。
何故こうにも妹がいる長男にハマってしまうのだろうか。そういや原点も妹がいる長男だったなぁ……と思い返した。

8割ほどYouTubeを見たので、島TVを見始めることにした。スノが卒業して久しく開いていなかったので仕様も忘れていた。

え、これタグ検索とか出来ないんだっけ……?
今からどう追えばいいんだ……?
頼む、事務所よ改良してくれ……。

そう友人に愚痴った翌日、島TVアプデ発表された。事務所にも囲まれたのかと思った。
わかったわかった、落ちるよ作間龍斗に。
もはや諦めの境地だった。


12月26日。
スノマニで行っていた新潟で局入会。
好きなアーティスト欄に「作間龍斗」と入力する緊張感は久しぶりに味わうものだった。「深澤辰哉」と入力した時は、早く局動画が見たいという気持ちが先走っていたので、尚更そう感じたのだと思う。


アンニュイな表情、歌声の透明感、繊細で忠実な踊り方にどこか見え隠れする色気。パフォーマンスを見てるときに彼を年下だと感じたことは殆どなかった。
同時に、年下は推せないなぁと思っていた自分のネックはそこだと気づいた。

中丸さんも深澤さんも普段はバラエティやMC担当といった立ち位置だが、パフォーマンスになると所作、表情、踊り方、歌声からその時にしか出ない色気が出る。これが作間さんにもあった。それに気づいてしまってから、もう戻れなかった。


中丸さんは幼少期からかっこいいなと思っていた。

深澤さんはドル誌で見かけて気になっていた。

作間さんはたまたま見かけて顔が好きだなぁと感じた。

結局その直感には抗えない。
3度目の正直なんてない。
むしろ二度あることは三度あった。

避けた沼には遅かれ早かれいつか浸かる。
自分の直感を信じてオタクしていきたい。
未来の私が「もっと早くハマってれば良かった」と後悔しないように。